8年目+7カ月+1週間

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「私、クリスマスプレゼント、もう手に入れた」 「…は?なんだよ突然」 そう言いながら、 愛しい人は繰り返しキスしてくる。 「ずっとね、涼介さんの心が欲しかったの。 もう手に入ったから。だから、もういい」 「うう、くそ。由布、もう俺、ヤバい。 すげえお前の中に入りたい」 な、なに? 驚くヒマも与えて貰えず、 いつの間にやらそれは実行に移されていて。 「すげえ俺、分かっちゃった。 ただ『セックスする』のと、 『愛し合う』の違いをいま、実感したぞッ。 愛し合うとこんな気持ちイイのな。 なあ、一生こうしていたいよ、由布」 そう言いながら、激しく突かれ、 私はもう返事すら出来ない状態で。 「も、いい、ムリ、あ、やだ、 そこもうダメだって…あ、い…く…」 「何度でもイッていいよ。 俺、たくさんご奉仕するから」 混ざり合って、溶け合って。 離れることなく延々と、その行為は続けられ。 「…由布、なあ、由布」 「な…に?」 何度目かの休息で、ようやくベッドに移動し、 彼の腕枕の上で、その指を触って遊んでいると、 いきなり真剣な表情で囁かれた。 「お前に会えて、本当に良かった」 「…うん、私も。涼介さんと会えて良かった」 身も心も、 とろとろな時間。 こうして私たちの、 甘い甘い生活が始まるのである。
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