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あ、あれもよく考えたら、飲み会じゃなくて、
別の女性と過ごしていたのかもな。
イブに会社の飲み会なんて、変だもんね。
段々、ネガティブモードに突入しそうになり、
慌てて浮上案を考える。
大丈夫!私には素敵な女友だちがいるから。
芹香ちゃん…はきっとユウ君の同僚でもある、
第三の男に誘われているに違いない。
残るは真希先輩と直子先輩かあ。
今のうちに予定を押さえておかないと。
明日、出社したら早速…。
ああでもない、こうでもないと策を練る。
きっとどの店も混み合ってるだろうから、
真希先輩のマンションで、
ピザを食べてグダグダするのもいいな。
直子先輩の部屋はモデルルームみたいで、
落ち着かないから。
そんなことばかりを考えて。
極力、涼介さんのことは考えないようにした。
きっと彼は他の女性と過ごすんだろうな。
私の知らない、キレイな女性と。
もしかして優介さんが言ったみたいに、
『来る者拒まず』だから、
私も一緒に過ごしたいと伝えれば、
2人でいられるんだろうか…。
ふるふると首を横に振り、
自分の考えを否定する。
そんなの、全然嬉しくないよ。
やっぱり女同士で賑やかにやろう。
いつの間にかウトウトと眠ってしまい、
優介さんの声で目を覚まし。
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