平安異譚 もののけ大戦 第二話

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平安異譚 もののけ大戦 第二話

大胴山 にて 木っ端天狗を 倒して さて 都へ 帰還しようと した その時 更なる 力を持った 鴉天狗が 現れて「源 雷禅の仲間たちよ。我らには 勝てぬぞ!すぐにここを立ち去れ!」 と 言うや 鴉天狗 の 部隊 が 天空で 大きな円を 描くように 飛びながら なにやら 呪文のような言葉を発し すると もの凄い 暴風が ゴー ゴー と 弓月 の 隊を 襲いました。 弓月 神弓 月光を 構え 破魔矢を 天空に 向かい 放つも すぐ 近くの 暴風を 打ち消す だけで 次から 次へと 吹き荒れる まさに 台風のような 暴風に 撤退 せざる 負えない と 判断 一旦 自分たちの 前方に 素早く 鏑矢を 放つや 結界を張り 暴風を 避けて 皆 脱出しました。 脱出する 弓月たちに 天空から わははは と 哄笑が 響き 「我が名は、鷹王。これより、この世界を支配してやろう」 わっはっは と 弓月 撤退中 直ぐに頭の中で あの 暴風に打ち勝つ方法を 考え始めて います。 しかし 弓月 にして 撤退せざる負えない 敵 鴉天狗の 鷹王 とは。。 そうです 雷禅たちに 矢文を 放ち 宣戦布告 した やつ ですね。 これも 瑞枝三位の 愁いていた もののけの 一人のようです。 確かに 雷禅達が 三位から 聞いた もののけ たちの 一体だと 都へ 戻って 報告しては 美鈴御前より 話を聞き あまりの 敵の多さに 唖然と されど 弓月 ともかく 陰陽寮へ 行き 鏑矢の増産を 頼み 弓隊を 力王に 預けて 都の警護に 加えさせて 彼自身も 陰陽寮の頭 新たに頭を継いだ、邑上 理正(むらのうえりせい)の もとへ 暴風でも 風を切り裂き 敵を滅する 強力な 強化鏑矢を 作るという 相談をして。 そうこうしている間にも また 正親門近くにて もののけ出現の報が 弓月や 力王に 届き。
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