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第四話 攻略隊
俺らは決まった通り付近の草原で経験値を積んでいた。だんだん動く敵とまともに戦えるようになってきたようだ。行動パターンや動きを読めるようになり有利に戦えるようになれた。そしてある時、
「モトヒロ、そろそろ次のフロアに行きたいと思わないか?」と彼は言った。まだまだ未熟の俺らにはきつい闘いになるだろうから、断ることにした。
「まだ早いと思うぜ、このまま挑んだら敵の餌食になるのが落ちだ。」彼は理解できないのか不満そうな顔をしている。
そのときだった。彼の現実の友人がパーティメンバーを集めているためカズシが引き抜かれそうになった。彼の意思はやはりこの世界攻略に向けて仲間の多いそのパーティに行くようだ。
しばらく考えていたようだが仕方のないことだ。
これから一人で旅をすることを決意して宿に泊まった。今後の計画を立てていたのだがこのまま一人ではいけないことはわかっていたもののどうするべきかわからないで眠りについた。
次の日、一フロア攻略隊がこの町を訪れていることを耳にしたため。参加することにした。
入隊条件はなくすんなり入ることができた。
ここで驚きの光景を目にした。普通に彼らのパーティが参加していたのだ。思わず剣を握り、切りかかるところだった。しかし、そんなことはどうでも良いのだ。この隊にいることで先へと進めるのであれば構わない。明日は出発の日らしい。このまま隊と共にこの世界の終わりまで闘うのかあるいは・・・・・
気づかないうちに眠りについていた。
─────メンバーの誰かに叩き起された。
いよいよ出発するようで、あたりにはたくさんの武士や様々な職業がいる。俺は実は昨日のうちに職業登録してプリーストにした。
他の仲間が傷つく姿は見たくないから全力で補助する。意欲が高まってきた。それではいよいよフロアボス討伐に向けて出発だ!!
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