第七話 ミッション

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第七話 ミッション

その次の日、この村で特別なミッションまぁクエストが行われたのだった。その内容とは周りにいる株の姿をしている敵キャラをチームで抜き取り、そのまま倒すというミッションだ。この討伐に成功した株の敵の数バルネが手に入るという最高のチャンスだった。しかし、二人で挑戦して取れるのか心配だったのだがそのうちにそのミッションが始まってしまった。まず真っ先に目の前のを抜いてみたのだが抜けるはずもなかった。そこに黒い髪の魔法使いのような少女が現れた。他のメンバーに見捨てられたのか、ずっと一人で旅をしていたのかわからないが一人で株の敵を抜こうとしているようだ。 しかし、抜けるはずもないのだが、やめようとするどころか更に頑張るぞというやる気を感じるだけの勢いがあった。二人の議論の末手を貸すことにした。その子に声をかけて、手伝うか聞いたところ、あっさりお願いされたため、手伝うことにした。 なかなか三人で抜けないのだが一時間粘っていた。 終了まであと三十分しかなかったのだが努力が報われついにその敵が姿を現した。後は戦って倒すだけなのだがなかなか手強いやつだった。すばしっこいのでこちらの攻撃を逃げ回るので初撃が当たるのにだいぶ苦労した。仲間の傷はプリーストの俺が補助しつつ戦い激闘の末に残り二分前に敵を討伐し、バルネをたくさん手に入れることができた。 その報酬は俺ら:彼女で1:1にする予定だったのだが あちらからパーティに入会のお願いがきた。カズシはチームの大事な戦力になり二人で足りないことを賄えると考えているようだが、俺は反対だ。これから更に危険な地へと飛び立つ俺らの冒険について来るには少し危ないので断るつもりだった。だが、俺らに足りない魔法での攻撃手段ができ、遠距離攻撃型の攻撃パターンを作れるのでありがたかったのだ。結局考えた末チームへの入会を認めた。 これからの方針や危険性を充分に説明すると、それは承知で一人では戦っていけないことがわかっていたためチームに入ることにしたそうだった。 ともかく新しい仲間が増えたことに対する祝杯をあげるために自称リーダーの俺が支払いして、奢ることにしたのだ。これから更に大変なことが待っているだろうが、頑張らなくてはならないと思う。 ちなみに彼女の名前はエリカというらしい。 自己紹介をしあったあと、三人で食事会場へと向かったのであった。
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