奈落

6/21
78人が本棚に入れています
本棚に追加
/50ページ
「で、どうだった?」 「思うようにしたら良いからって」 「だから、普通に」 普通なら、そんなシチュエーション無いだろ!とも言えず 「そうなんや」 「彼氏を思い浮かべてしたんや」 ゆかは、笑って 「そんな事、したこと無いよ」 それでも暫く、僕を咥えていたゆかも 「無理みたい」 「どうしたら良い?」 僕は、ゆかを引き寄せ 「あまり無理しなや」 「貴女の裸の方が魅力有るから、見せて」 「恥ずかしいから、嫌!」 「見られるの苦手」 僕は苦笑いを浮かべる。 「じゃあ、腕枕してあげるから、横に居て」 ゆかは、僕の腕の中に。 「今日は、貴女に出逢えだけで、幸せかも?」 「理想の女の子だから」 「誰にも同じように言ってるんでしょ」 ゆかが、ニヤリと笑うと 「なら、もっとサービス求めるよ」 「それ以上に、今が嬉しいんかな」 「変わった人」 「私も、初めて会った人に、こんなに話す事無いから不思議だけど」 「お兄さん、聞き上手よね」 僕は、照れて 「初めて言われたかも?」 「で、彼氏は稼ぎ良いの?」 ゆかは、ムッとして
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!