奈落

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「彼氏にもしてるの?」 「彼はいきなり、入れて果てるだけ」 「私も、その方が楽だし」 「愛してるの?」 「分からない」 それからも、ゆかは僕を含んで頭を上下させる。 テクニックは、無い。 只の射精の為の行為。 かなりの時間含んでいたが、僕はいかない。 「疲れたやろ」 「もう、良いから」 僕が言うと 「お兄さんは、いきにくいの?」 僕は笑って 「いつもは、三擦り半だけど」 「貴女の裸見てる方が、幸せかも」 「じゃあ、頑張る」 ゆかは、再び僕を咥える。 でも、布団の中で自分を隠すように咥えられても、何だか変な感じしかない。 余りの、割り切りの良さに 「風俗の経験は、有るの?」 「ん?」 「無いけど」 「そうなんだ」 「割り切り早いね」 「だって、そう言う仕事だし」 「考えてたら、嫌になるから」 「今は研修って出来ないんでしょ?」 「彼氏との経験だけ?」 ゆかは、不思議そうに 「私は要らないって言ったけど、有ったよ」 「店長がしたけど、お金は貰えた」 きっと店長は、ゆかの綺麗さに研修名目で、最初の客になったのでは?
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