「早くあなたの口から好きだと言わせたい」

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「ねぇ、昨日のもう帰っちゃうの、って台詞。もう一回言ってみてください」 「……いっ、言わないから」 いきなり反復するな。思い出しただけで顔から火がでそう。 「俺、マジ撃ち抜かれました。反則ですよ、あんなの」 そう言って私をからかいながら、首筋に暖かい舌を這わせる。あぁ、また流されている。私、そんなにセックス好きだったっけ。 「もう、やだ……っ、て、」 「嘘、好きなくせに」」 「……やっ、ん……も、バカ」 あぁ、もう仕事にプライベートに、この男に翻弄されっぱなしだ。
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