君の本音を引き出す方法~side by 渉~

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そんな彼女の素顔に朝日が当たり、なんとも絵になる。思わず見惚れてしまう。 それに長いサラサラの髪にくっきりとした二重の瞳。そしてぷっくりとした唇。どこのパーツをとっても美しい。 「和?それとも、洋?」 そんな彼女が俺を上から眺め問う。朝飯のオーダーだ。 朝が弱い俺は昔から食わない派なのだが、彼女の飯だけは入る。なんなら朝から焼肉でも食える気がする。 「じゃあ和で」 「だと思った。待ってて、今から支度するから。顔、洗って来てね」 彼女は甘い香りを残し寝室を出て行った。 いいな、あの後ろ姿も。やっぱ無理やりにでも抱けばよかった。 ……つか、俺。そんなことばっかり考えてるな。頭がおかしくなったか。欲情しっぱなしだな。 少しは自制しないとこれじゃ猿だと愛想つかされかねない。
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