親友

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 恵美子は、夜中、皆が寝静まった頃、密かに義母の部屋に侵入した。 かすかに胸が上下して、寝息を立てている。 恵美子は渾身の力で、義母に馬乗りになり、枕で義母の顔を塞いだ。 空気を求めて義母の両手が宙を彷徨い、恵美子の腕に爪を立てた。恵美子は痛かったが所詮老女の力。しばらくすると、義母は動かなくなった。
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