2人が本棚に入れています
本棚に追加
「見学?
良かったら俺が案内してあげるよ。」
「いえ…。そろそろ帰ろうと思っていたので…。」
私も真由も顔を強ばらせつつも
先輩であろうその人物に
やんわりと断りを入れる。
「じゃぁ飯でも食べ行かない?
俺いー店知ってんだよね~。」
だがその先輩はなおも食い下がり
なかなか肩を離してはくれなかった。
困り果て、二人で顔を見合わせていたとき
バシッと言う音と共に
肩への圧迫が無くなった。
その隙に急いで先輩から離れ状況を伺うと
頭を押さえて蹲る先輩の背後に
あきれた顔をしている見知らぬ男性がいた。
最初のコメントを投稿しよう!