思い出

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「まーたお前はちょっと目ぇ離した隙に ナンパしやがって、いい加減にしろっての。」 「ナンパなんかしてねぇし。 サークルのかんゆーだよ。かんゆー。」 「見ず知らずの女の子の肩に腕回して ビラも持たねぇ勧誘があるか! ごめんな、こいつが迷惑かけて。」 「いえ、大丈夫です。 ありがとうございました!」 先輩を怒る剣幕とはうって変わって 私達に向けられた少し困ったような笑顔から 真由がお礼を言う傍ら 私は目を離すことができなかった。
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