ボク、戸羅門

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「戸羅門に話、聞いたんだよねェー? 今日から奴がケツ持ちするよ。本当はボクがついてた方が良いんだけどねー。ほらボクって優秀じゃん? でも忙しいんだよねェー。あはは」  状況が掴めない信太をよそに、瓜二つの男の子は更に続けます。 「奴はポンコツだけどさ、お爺ちゃんよりはマシっしょ? ねっ? しょ? お爺ちゃんは全然ヘッポコだもの。でも奴がケツ持ちするから、これからは安心しなよー、ねぇお爺ちゃん」 「ちょ……まっ……さっきから、お爺ちゃんって誰のことォー?」 「テメーだよ」  また人の声。  見ると、いつの間にか戸羅門も姿を現していました。  戸羅門は、改まって男の子を紹介しました。 「こちら瀬和氏。ユーチューバーだよ」 「ゆーちゅーばー???」  ──────…………って。 「テメー……絶対、猫だよね?」ね? ね?  しかも新型ロボット仕様の? (妹は? 優秀な妹いたよね? ね、ね?)
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