417人が本棚に入れています
本棚に追加
「あ、あんたがっ!奇跡を起こすバカだってことはよーくわかってるけどっ!!
あんたっ!人のこと剥いといてっ!なんであんたが悲鳴あげんのよっ!!」
内心不安にかられながらまくしたてる。
もしかして私の身体、変なのかな?
「だだだって!もうすっげえ久しぶり!それこそ向こう側以来だしっ!なんかゆかりの裸見たら、向こう側で妖怪に寝込み襲われる夢見たの思い出しちゃったしっ!!
それよりなによりっ!あんまり綺麗でっ!!
胸っ!胸隠してぇぇっ!」
タケノコタケノコニョッキッキー。
謎が解けてほっとするゆかり。
まぁ、妖怪の件は実は心当たりあるし。
それに綺麗と言ってくれた。嬉しい。
「・・・う、うーん。そんならいいか。
えっとね、だけどね?
いくら私でも初めてがアウトドアとか私そこまで変態でもおっさんでも無いんだからね?
せ、せめてさ。あのそのあけぼの、む、結ばれるならさ。
い、家帰ろうよ?」
ゆかりもまだまだ乙女。恥ずかしいのだ。
「・・・家。
そうか。将来二人で住むために用意しておいた家があるもんな。
あ・・・。俺達全裸・・・。」
今更ながらに気づくエニシ。
「ったく。だから奇跡のバカって言われんのよ。私は土鎧で隠せるけど、あんたアーマー系使えたっけ?」
「・・・泥鎧ならなんとか。」
落ち込むエニシ。額を押さえるゆかり。
最初のコメントを投稿しよう!