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紫の影に対する 視る力を解放するだけでは 単に
疲れるだけなので
それは やめて
なにか 嫌な悪寒を 感じるように
感度を研ぎ澄ますやり方
昨夜から いろいろ方法を 試して
なんとか
凌いでみることに
さて
朝から
大学通学で
いつも
同じ車輛で 会うはずの 光さんに 会わなくて
なにか 嫌な予感したので
メールしたら
「昨日さ、帰りの電車んなかで、風邪うつされたみたいで、熱出ちゃた。」
と メール 少し安心するも
「でもおかしいんだよねえ。あたしの席のまわりにばかり、咳き込む人ばかりいてさ。コンコンって咳きするんだもん。あれじゃ風邪うつっちゃうよね。あとでお母さんと近くの内科行ってくるね」と
このメールみて
なにやら 嫌な感じを受けたんだな
つうか これは
夜霧のやり方が
巧妙化したものと
判断した
視える僕に対しては 見えにくい 昨日のやり方
近づくの難しい 光さんに対しては 風邪の人間を わざと 彼女の傍に 行かせて 病にしてしまう という
悪意のあるやり方に
僕は 頭きた!
「夜霧の野郎、こうなりゃ、直接対決しかない!」と
決意して
大学自主休講して
川崎部長に
夜霧の連絡先 を 聞き出して
「一応、あいつの場所とか知っておいた方がいい」とか 適当な理由つけて
と言うか 川崎部長には 意図 わかっていたかもしれない が
このままでは
次 何が起きるか わからないため
僕は
行くことに した
夜霧の いる大学へ
そして 話し合いに
その前に
こちらも 武装 というか
防御を あげておくため
浄めの粗塩 に
パワーストーン を 手に入れるため
例の神社と
パワーストーン屋さんに
行って
自分に合うストーン 白い石を
二つ手に入れて
万が一のため
一つを 光さんに 届ける ため
光さん家へ
お見舞いがてら 伺ったら
弟の晃くん いたので 光さんに 渡して もらい
とりあえず
決戦?の明日に備えて。。。
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