第9章 「光を灯して」ホワイトライト!

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夕方になって 蒲田さんから 「生き霊と悪霊」の論文書くのに あの夜霧の起こしたことを 実話怪談として書き それを 論文の例 としてつけるため 僕に 視えた範囲で、 確認してほしいとメールあり そこで その文章を読んだらあまりの 的確さに 舌を巻くくらいで 「これでOK これに 論旨を書いていけばいいんじゃない」と返信 そして 僕は 明日の 帝央大学へ 乗り込むのに この実話怪談を印字して原稿として 持って行くことに。 これを あの夜霧に直接読ませて あいつが 自分でやったことがひどいことだと 解ればよし 通じなくても 何かのきっかけぐらいには なると思いつつ さて 夜になると 今度は光さんから「晃から貰ったよパワーストーン お見舞いに 持ってきてくれたんだって。ありがとう」とメール そして 今日 病院で 熱がちょっと高かったので 点滴してもらい 現在 熱も下がって 楽になったと  明日には 大学行くよ。 と まあ 光さん 風邪 重くなくて すぐに快復できて良かった と思いつつ こんな ひどいことを平気で おこなった あの夜霧 を どうしても 止めなきゃ! と。。。つよく決心して。。。。。  なんとなく寝付けない夜を 過ごすも 日が変わる頃には なんとか眠りについて 遂に 帝央大学 「UMA」研究会の部室へ 乗り込みに行く 朝を向かえました。 こんな日くらい 明るい太陽を 拝みたかったけど どんよりとした 曇り空  今にも 雨が降りだしそうな天気なれど 気持ちを引き締めて 先ずは いつも大学に通学する時間よりも 早く家を出て 神社へ向かい 参拝を済ませて 電車で 帝央大学のある 神奈川と 都内の境目にある私鉄駅を目指して 横浜方面に向かう 普段なら 乗らない私鉄に なんだか  緊張。。。。。 「たかが他の大学へ行くだけじゃないか。」と 自分に言い聞かせているのが なんだか 歯痒くて ipod で、ヒーリングミュージックなんぞ 聴いたり そうそう 光さんには「今日は用事で 自主休講。」なんてメールまで したりしているうちに 意外なことに さほど  これから どこへ行って 何をするかも 気にならなくなり。。。。
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