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やって来ました。
帝央大学 この大学へは 初めての来訪だが
一般にもオープンになってて 助かりました。
大学によっては、部外者シャットアウトってとこもあったからなあ
まあ 来る前に ネットで検索はしておいたが。
うちの虹の都大学も 結構広いが
ここは さらにうちよりも 郊外にあるからか
二倍はあろうかと思われる広さに
いささか 戸惑うも。
まあ 案内板とか見ては サークル棟の場所を確かめて
てくてく 歩いて行くと
数ヶ月前に レインボー祭で やって来た 「UMA 」研究会の
会員に行き逢い
サークル室へ 案内してもらうことに
「うちのサークルの蒲田女史から 原稿預かって来たので」と
伝えるや
なんの疑問も持たずに
案内してくれました。
そこで
部長の 夜霧氏に
通してもらい
サークルの部屋へ
ふーーーーーっと
一息ついて
ドアを開けて
中へ。
そこには たまたまか?
他の部員はおらず
一番奥の席に
あの 傲慢な顔つきの
ここのところ
悩まされ続けている
夜霧 悠也 本人が 座ってこちらを
「ん?虹の都と聞いたから部長かと思ったが 君は。。。。。ああ 外の出店にいた」
とどうやらこちらの顔は覚えていたようで
「夜霧部長 うちの部長は 腕を骨折していまして、また 原稿を書いた
蒲田さんは 今 恋人が入院中で 手が離せず 僕が代理で来ました。
僕は 無明 灯と言います」と
宣戦布告しました。
そうです
その怪我を負わせたと思える相手に直接
その話題で 切り込みました。
すると 意味がわかっているのか?
ホントに知らないのか?
「ほお。それは大変だったなあ」と
ウウウム
これは もしかして。(生き霊 無意識で出してるのか?)
何とも判断がつかぬが
「蒲田さん 前から気になっていた 生き霊と悪霊についての論文書いていて
それを 夜霧さん あなたに 途中までだが読んでもらおうと
今日は持参しました」と言えば
先程までの 仏頂面から
いやらしい笑顔を浮かべて「ほお。やっと彼女もわかってくれたか」
と 言っては
手を差しだします。
まさかその原稿に自分がモデルとなった 生き霊の話が載っているとも
思わず 手に取って読み始めました。
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