第8章 「紫の影」パープルシャドー

6/8
前へ
/19ページ
次へ
電車乗り 車内にて 光さんが おかんむり それ見た蒲田さん怯えも薄れたか「光はやっぱ天然だね。あんたには、悪いのやっつけるオーラあるって、無明くん言ってたじゃん」と 笑いながら 言うも 光さん 「えっ?だってあたしに、そんなんあるわけないしぃ。あたしも怖いよ~」と 僕を 睨みつけてくる始末。 「大丈夫ほら、光にもあるから」と 僕のデイバックに 入れてあった 自身用に 持ってた 浄めの塩 を 渡したら また 怒り 「これ、アジシオじゃん。ダメだよ~」 と アジシオの瓶を持って それを振る 光さん 「中身は、蒲田さんのと同じの。それ容器なくて入れただけだよ」と 言えば いやはや 隣で この 漫才みたいな やりとり 見てた 蒲田さん けらけら 笑いながら 「まったく、この天然さが、嫌なのかもね、ああいう闇みたいなのは」と また けらけら 笑っています。 電車降りて、光さんの家に、着く頃には。 僕 としては まあ 暗く沈んでいた 空気が なんとか なって よかったなあ なんて 思いつつ 光さん 見たら ん? なんだか 確信犯? それを見越して いまの一連のこと やってたのよ みたいな 顔してるし ん ? そうなんかあ? としたら この娘 相当な女優だなあ なんて バカなこと 考えて いると 「って、じゃあ灯の護身用の塩ないじゃん。どうすんのよ?」なんて。。。 う~む この娘 わからん!(笑) 「大丈夫大丈夫。ほら僕は、影とか視えるから、避けることできるし」 納得したのか? 家に着く直前。母親に 蒲田さん泊まると 今頃 連絡入れてるし やはり 天然だよなあ と。 まあ そんなんが 可愛くてしょうがないのだが さて 玄関前にて バイバイ すると 「灯さん怖いから泊まってってよ」なんて 蒲田さんが 冗談言うまでに なったから こちらは ひと安心 したら ほんとに 光さん「蒲田先輩よくあたしが言いたかったこと。わかったねえ」なんて おいおい! まあ 「大丈夫。なんかあったら、すぐに母さんの原チャリで駆けつけるから」と言えば 「ダメだよ危ないよ。走ってきてよ」なんて
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加