「HEROの資質」

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一日のほとんどを家で、じっと過ごしてみたよ。 活動してばかりの私にとって、 非常に珍しいこと。 なんで、そうしてみたかというと 救急搬送されて呼吸困難だったから。 そして気付いたこと。 人間は、自発的に活動する生き物。 活動のあとに求めるのが、 我意や私心じゃない「静」 静かな場所や環境であったりする。 愛犬は、私のカスタディの下に生きているから 私の意思ありきで、お散歩という 「動」を楽しめる。 私の意思なしでは、家の中でしか 動けないということ。 そして、ハーネスとリードといった リミットをかけてあげないと自由では ないのだ。 でも、お散歩に行けるということを 察知すると 自らハーネスとリードを求め 全身で喜びをあらわす。 「動」に対する憧れである。 人間にはリミットがないのか? 自分の身体と精神を使って体験してみた。 『完全に無我になることは、不可能』 なぜなら、トイレにも行きたくなるし 喉も渇く。 生理現象に加え、時間という最強の リミットがあるからだ。 これは、どうしようもない。 かなりの時間を書き物という名の 無我の環境に置いてみたけど、 オーバーワーク状態だったから 眠りについたよ。
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