60人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
男と女の間には、深くて暗い河がある
誰も渡れぬ河なれど、
えんやこら今夜も舟を出す
極楽見えたこともある
地獄が見えたこともある
振り返るな、ローロー
（黒の舟唄より）
肉体的な差も当然ながら
精神的にも似て非なる男と女。
憚りながらも言わせていただくと、
どんなかたも女性の股からしか
産まれおちてこないわけでして、
母の偉大さを慮ります。
母君は、白内障のオペ。
最近、弱音を口にすることも
増えてきました。
父上が自ら、この世を去ってから
はや21年。
母君は、孤独に苛まれながらも
強く生きてきました。
長女である私は、
金銭面でのサポートはもちろんのこと
精神的にも常日頃サポートに
回っています。
たまに母君が、心の風邪を
ひいた時には眠るよう伝えます。
雨の日、晴れの日あって当然。
時が癒してくれるはず。
私は、超ポジティブシンキング。
地獄を何度も見てきたからのこと。
絶体絶命って事柄を乗り越えてきたからこそ、
超ポジティブにならざるを得なかった。
時が、すべてを解決してくれるわけではないこともわかった。
でも、前にしか進めんように
なっとるんよ。
救助信号は、常にキャッチされるとは
限らんのよ。
修理しもってでも、
漕いで行くしかないんよ。
みなさんも、極楽地獄見ながらも
その手で舟を漕いでくださいね。
最初のコメントを投稿しよう！