第2話ー幽霊森の冒険ー

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ー…ー…ー… アリアが城からその姿を消して4時間、街中大騒ぎになっていた。 『アリルア様ーー!!』 『何処なのーー!?』 老若男女問わず、国中で大捜索が始まっていた。 「はぁ~!あのバカは、どこほっつき歩いてんだ…!?」 アーゼンは、自身の進退を案じていた。 ザワッ…!! そんな時、街の中心でざわめきが。 「…ん?」 当然アーゼンもそれに気づいた。 「姫様!!」 アリアが、そこにいた。 「ょ、ようっ、父ちゃん…」 「アル、やっぱりお前らかぁぁあ!!アル、レイちゃん、ロージ!!」 「「「うぎゃあぁぁぁあ!!」」」 少し傷付き、服が汚れたアルがそこにいた。どうやら他の3人を庇ったようだ、その証拠に他の3人は全く傷どころか汚れ 一つない。 …一通り3人にゲンコツをカマした所で。 「…よく守ったな、アル。1人で戦ったんだろ?魔法使えるよーになったのか?」 「う、うん、頑張ったんだ。」 「…っ?何だ、泣いてんのか?」 いつもは破天荒なアルも、今夜の出来事は堪えたらしい、疲れたか元気が薄い。 「…こ、こゎ、怖がっだ。」 「よしよし、これに懲りたらもう無理するな。」 「…ヴン。言うこと聞くよ、」 クシャ、と頭を撫でられた事が、何より安堵感をくれた。
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