第2話ー幽霊森の冒険ー

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「さー帰るぞ~みんなー!」 アーゼンに4人は抱えられ、帰路を行く。 「降ろせークソ親父ー!」 「お?何だお前、さっき泣いてたクセに。」 「なっ、泣いてねーよ!」 目が腫れていた、それが何よりの証拠。 「うわ、見ろよレイ!アルのやつ泣いてたっぽいぜ!」 「うわ~、男の子なのに泣くって…ダサ。」 「お前らもう2度と守ってやんねーからな!?」 3人の掛け合いを見て、アリアは最後にまた笑顔が溢れた。 「フフフッ…」 (…姫様のこんな自然な笑顔、いつ振りに見たかな、) 今回の事件も、悪い事ばかりじゃなかったのだと、アーゼンは感じた。 『アイツらが、アリルアを…』 街角で、そんな彼らを睨む人物が1人。 その人物…次期王子・ルヴァイン。
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