第1話ー【紅の少年】ー

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アルカディアは、魔法大国として有名だ。 ダダ…! 「待てーアルーー!」 「うっひぃ!」 この国に住む人間達(種族)は、‘‘1人に付き1つの魔法”を扱える。 少年アルも、そして少女レイも例外なく魔法を1つ保有している。 …だがまぁ、お披露目の会はまた今度の機会に(笑) (今日はヤケにしつこい~!!) アルは、自分の事を‘‘感覚派”と言っている、教えるのが面倒なだけとも思えるが。 バッ。 街角の曲がりを、素早く走った。 「右か…!!」 ババッ! 急いでレイも右へと曲がるが、 「あ、り…?」 その先に、アルはいなかった。 「~~~~~~!!」 苛立ちは、沸点に達した。 「魔法使ったなぁ~~!?アルーー!」 レイは、怒りに任せて吠えた。
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