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「疲れた…。もうイヤだ…。」
そう呟いて見上げた空は、いつも教室で見ている空と変わりないが
いつもより少しだけ近くにあった。
下を見ると、誰が育てているかわからない、そして名前すらわからない花が植えてある花壇が見える。
「学校の屋上から飛び降りれば、確実に死ねるのかな?
確実に死ぬには七、八階くらいの高さが必要って何かで見た気がするけど、ここ五階なのよね…。
頭から行けば大丈夫よね?」
ずっと独り言を呟く私。
「もう、なんでもいいや。疲れちゃった…。」
最後にそう呟いて、私はこの世からお別れをした。
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