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オーディション当日、俺の順番は10人中の3番目だ。
順番に舞台で演じるのだ。演じる人以外は客席で待機している。1番が呼ばれ演技が始まった。
「…疲れた…もうイヤだ…。」
泣きながら言った。
2番の人は、拗ねたように言った。
俺の番だ。
俺は…オネエになりきって言った…。
それから10番まで、色んな、疲れたもうイヤだが披露ひされた。本当に十人十色とは、よく言ったものだ。設定が似てても全く違う。勉強になった。
結果は2日後。合否は直接連絡がくる。
家に帰り、やっと一息ついた。手応えは…どうだろう…何か、ため息がでた…。
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