第1章

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オーディション当日、俺の順番は10人中の3番目だ。 順番に舞台で演じるのだ。演じる人以外は客席で待機している。1番が呼ばれ演技が始まった。 「…疲れた…もうイヤだ…。」 泣きながら言った。 2番の人は、拗ねたように言った。 俺の番だ。 俺は…オネエになりきって言った…。 それから10番まで、色んな、疲れたもうイヤだが披露ひされた。本当に十人十色とは、よく言ったものだ。設定が似てても全く違う。勉強になった。 結果は2日後。合否は直接連絡がくる。 家に帰り、やっと一息ついた。手応えは…どうだろう…何か、ため息がでた…。
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