ココロンの悲しみ

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あるところに金色のミニチュアダックスがいました。 「ココロン」と呼ばれ、女の人と仲良く暮らしていました。 女の人はいつも優しくココロンに話しかけてくれました。 “いつかわたしもお姉ちゃんとお話がしたい” ココロンはいつもそう思いながら暮らしていました。 ところがある日、 女の人はお星様になってしまいました。 ココロンは毎日毎日女の人を思い出しては泣いていました。 いつでもどこでも一緒だったのに……。もう一緒にいられない……。 だけど、悲しい気持ち以上に出てくる思いがありました。 それは、 “お姉ちゃんにありがとうを言いたい……” という思いでした。
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