伝言犬ココロンの誕生

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ザザーッ、ザザーッという波の音の合間に、 「ヒック……、ヒック……」という泣き声が聞こえました。 匂いが強くなっているわ……。 ココロンは匂いの元をたどりました。 すると、制服を着た黒髪の少女が波打ち際で泣いていました。 ココロンは少女の足元に寄りました。 ココロンが鼻で少女の足を軽くつつくと、 「……あ、ワンちゃん……」 少女はココロンをじっと見つめました。
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