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私は山岡夢音。椚ヶ丘中学2年生。
ー2月14日ー
今日はバレンタイン。普通の学校では女子がチョコレートを渡したりする。
だけど私の学校はちょっと違う。
この学校には成績の悪い生徒が落とされるE組。通称『エンドのE組』と呼ばれているクラスがある。
山奥の旧校舎で勉強させられ、本校舎の生徒や先生からは差別をうける。
学校についちゃったよ。
先生「おい!ちょっと来い。」
わ、先生に呼び出されるなんて最悪だ。
先生「山岡、なんでこんなに成績が悪いんだ。お前の成績が悪いと俺の評価がおちちまう。」
そう私の成績はかなりヤバイ。
けどさ、先生の教え方の問題でしょ。しかも自分のことしか考えてないし。
こんな先生嫌だって。E組か........
そういえばE組の先生は生徒思いで優しい人だって聞いたことあるような。
E組......か。
○○○「私のお姉ちゃんすごく生徒思いの先生なんだよ。夢音も会ってみてね♪」
あれ?!誰に言われたんだっけ。すごい昔に聞いた言葉だな~。懐かしい。
夢音「はぁ。」
やっと学校が終わったよ。学校なんて嫌いだよ。もう行きたくないんだって。
私は基本1人で帰る。クラスの人達と一緒に帰りたくもない。自分の成績のためなら平気で人を気づつけるような人達と.........
頭に何かあたった。
この季節なら......雪.....かな?!
違う。雨だ.......
しかもだんだん激しくなってくる。
夢音「雨強すぎる。」
えっと、折り畳み傘がカバンに。
え。嘘だ。ない。?家に忘れてきたのかな?
あ、桜の木。雨宿りしよう。
夢音「はぁ。」
私、今日ため息ついてばっかり。
でも傘ないのはホントに.........どうしよう。
○○「あの。俺の傘使う?」
え。だ、誰........?!
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