第二章 もっくん昌浩をなだめる

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第二章 もっくん昌浩をなだめる

 物の怪が昌浩を追って昌浩の部屋に入ると 「なんだなんだ!なぁーにが安心して逝けないではないかっだ!天命はまだ先だって言っているやつはどこのどいつだ!」 そしてお決まりのこの台詞 「あんのぉー!狸じじいーー!!!」 はぁーやっぱりこうなるのか… その部屋のありさまは酷いものだった 「昌浩落ち着け!」 昌浩がばっ!と振り向く 「だって!だってさぁー!」 「気持ちは分かるが物に当たるのはやめれ」 そうだ確かにそれはいけない…と少し落ち着く昌浩だったがそれも「少し!」だ 「だってもっくん!」 「はいはい分かったから…もっくん言うな」 物の怪は両手を挙げながら言った 「…悔しいけど今思えばじい様に口で勝ったことってないかも…なんか悔しーい!」 物の怪はぽけーとする 「いや?そうでもないぞ?」 「…え?」
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