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その少女には、燦々としたこの陽気が届いていないようである。
え、なんだなんだ。
俺が場違いなのか?陽気とかで浮かれる俺が間違っているのか?
そんな彼女の触れてはならないようなオーラを感じ取り、俺はこの場を立ち去ろうとする。
そうして、振り返るその瞬間
゛カシャッ゛という音とともに、一瞬どこからか光が放たれた。
「・・・えっ?」
という声に対して、再度振り返り見ると、少女は顔を上げて、驚いた表情を見せている。
そして、自然と視線がぶつかり合った。
「お、俺じゃないぞ?!流石に俺でも、目から光は出せな・・・」
慌てて言い訳を唱える俺を尻目に、そくさくとこの場から立ち去っていった。
なんか、よくわからないけど・・・ショックだ。
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