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柔らかいソファーに座りながら景壱は、習志野から店や仕事の内容等の説明を聞かされていた。
この店のメインの客は人で妖怪に関する悩みを聞いて解決するのが仕事らしい。
妖怪からも依頼が来るがほとんど稀で、習志野自らが対応するので気にしなくて良いらしい。
要するに仕事内容は前とあまり変わらないらしいのである。
「給料は君の満足する額で構わない。ここに金額を書いてくれ」
書類の下の方に書かれた希望という欄を指で示しながら習志野は言う。
あまり欲張ると後が怖いなと、景壱は店長の店と同じ金額をそこに書く。
「よし、書いたね。では、早速働いてもらうかな。楠野、そっちも終わったかい?」
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