解けない呪いと少女の願い

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「あー、大丈夫みたいですね」 隣の部屋で楠野は、怠そうに答え書類を習志野の方に持ってくる。 「じゃあ下に降りて二人でカウンターに立ってもらうかな。やり方は分かってるよね?」 「はい。お客さんが来たら話を聞いてまともな依頼ならここに案内すればいいんですよね」 「その通り。では、頼むよ」 隣の部屋からリリーが出てくると景壱は、一緒に下に下りる。 下の階は店舗になっており、そとから見ると、こ洒落た雑貨屋の様に見える。 中は怪しげな瓶や木の箱が置かれており、その所為で少し狭く思える。 「初日だから分かりませんが、意外といい店なのかもしれませんね」
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