617人が本棚に入れています
本棚に追加
「お、お早う。琴葉ちゃん」
「もう八時だよ! 顔洗ってご飯食べなきゃ!!」
そう言って琴葉は更に景壱の腹の上で跳ねる。
「わ、分かったから下りてもらえる?」
「うん、分かった。じゃあ、琴葉テレビ見て来るね」
景壱の上から下りると慌ただしく琴葉は部屋を後にする。
着替えを済ませ、階段を下りると景壱は茶の間を覗く。
ソファーに座りテレビで犬や動物のキャラクターが話しているのを見て琴葉は楽しげに笑っている。
琴葉が元気そうなのを見て安心すると景壱は顔を洗いに向かう。
それから食事を終わらせると琴葉の隣に景壱は座る。
「少しは寂しくなくなったのかな?」
最初のコメントを投稿しよう!