終わりと別れ

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「景壱、恭治さんの連絡先教えてくれ!」 「は、はい!」 そう言って景壱は恭治の携帯番号を楠野から渡されたメモ帳に書き込む。 「ありがとな。おお、これが恭治さんの……。恭治さん、今行きます。待ってて下さいよ~!」 勢いよく楠野は部屋を飛び出して行った。 「行っちゃいましたね……」 呆れた様に景壱は言う。 リリーも景壱と同じ様な表情をしながら「そうですね」と言うだけであった。 その後、楠野の部屋を後にし景壱達はカフェで簡単に食事を済ます事にした。 「取り敢えず、真宮と山神の方は楠野さんも加わりましたし何とかなりそうですね」 「店長、恭治さん、団三郎さん達も居ますからね。何とかならない方がおかしいですよ」
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