終わりと別れ

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「お、俺の何が変だっていうんですか!」 心の内が知られたくない気持ちが表に出てしまい、思わず景壱は強い口調で返してしまう。 「景壱さん何時もは何が有っても諦めずに僅かな可能性にすがってでも他人を助けようする人です。でも、今は不自然なくらい臆病になりすぎている様な気がするんです」 「いや、そんな事は、……」 しどろもどろに答える景壱を真っ直ぐな瞳でリリーは眺めている。 「……そうですね。そう言われてみると変ですね。景壱さん、何か隠してませんか?」 これ以上は嘘は付けない。 そう思い景壱はヨミの事を包み隠さず全て話す事にした。
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