第2章「ぬこ様、小学生に追いかけられる」

5/7
前へ
/61ページ
次へ
「ぬこ様まてー!」 「さやちゃんまって!」 「にゃー!」 するといきなりぬこ様はきびすを返し、 「にゃー!」 と言いながら、ぬこ様は、さやちゃんが手にしている算数のノートにぴょんと飛び乗ると、もう一回ぴょんと飛んでさやちゃんお背後に立つと、悠々と歩き出しのでございます。 「ぬこ様! びっくりしたじゃない。それに算数のノートに足跡を……あ……」 ノートには、864÷2の6と4にまたがって前足の跡がくっきりとうつってしまったのでございます。
/61ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加