第4章「ぬこ様、地縛霊を成仏させる」

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「にゃー」 「ああ……分かりました。ぬこ様のお言葉に恥じない私になります」 地縛霊はぬこ様に手を合わせると、羽衣まとう神々しい姿になり、天に昇っていったのでございます。 「にゃー」 ぬこ様は地縛霊が成仏していくのを見守るように、天を仰いだのでございます。 すると急に、 「おい! 誰に断って勝手な真似をしておるのだ!」 この辺りを支配する狐の動物霊にございます。
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