第5章「ぬこ様、神様のトラウマを癒す」

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「にゃー」 「私の愛する女のいる揖夜(イフヤ)の里は、私が住んでおる里の対岸にあってのう。海を渡らねばならなんだ」 「にゃー」 「汝も知っておろうが、夜が明ける前に帰らねばならぬ。泊まることはできなんだ」 「にゃー」 「夜這いの作法ぞ。そう申すでない」 「にゃー」
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