第6章「ぬこ様、神様になる」
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「汝が退治した狐だが、その狐が悪事の限りを尽くしていた時にな、このら一帯を治めていた神が狐におののいて逃げてしまってな」 「にゃー」 「そうだ。すぐそこにある金森神社じゃ。今じゃ神がいないということで廃れておる」 「にゃー」 「左様。話が早い。汝に金森神社の神になってもらいたい」 されど、事代主様のありがたいお言葉を意に介さず。 ぬこ様はその場でまた居眠りは始めたのでございます。
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