第6章「ぬこ様、神様になる」

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「ぬこ様、金森神社の件はどう致す?」 ぬこ様は、早く逃げなければならない焦りから、即座に返答したのでございます。 「にゃー!」 「左様か。引き受けてくれるということで相違ないな? 助かったぞい。それでは明日着任する運びになる。頼むぞ」 ぬこ様は事代主のお言葉を聞かずして、さやちゃんから逃げ出したのでございます。 さすがのぬこ様もさやちゃんの前では形無しでございます。
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