第2章「ぬこ様、小学生に追いかけられる」

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今日は広場で蝶々を追う。 狩りをするのもぬこ様の日課にございます。 ふわりふわりと漂う蝶々、ぬこ様の前足の間をするりと抜けて逃げていくのでございます。 ぬこ様は、狩りというより蝶々を愛でているのでございます。 そもそもぬこ様は、霞を食べて生きておられるのです。 最早狩りは必要ないのでございます。
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