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オウマテイル外伝
人間社会に、初めて馬を連れて来たのは、ペイライポだ。
デボラという女性の息子、ペイライポ。
ペイライポは、( オリエントの方の ) 人間社会に、初めて馬を連れて来た。
で、もしかしたら、ペイライポではなく、[ ペイライボ ]かもしれない。
ペイライ・ボーイ、boy、あるいは、
ペイライ・ボーグ、bog、あるいは、
ペイライ・ボージャ、bogya 、
もしかしたら、ペイライ・ボーヤ、boya .
どうして、ペイライ・ボーイ、と、呼ばれるかというと、
ペイライ帽を、かぶっているからだ。
ペイライ帽というのは、平たい帽子のことだ。薄っぺらい帽子。
帽子をかぶって、両手で下に強く引っ張ったら、山が高くなるので、
かぶっていない時に、平たい帽子のことを、ペイライ帽という。
ローマに住んでいる人が、かぶっているような帽子も、ペイライ帽だ。
それから、
ペイライポは、謹慎しなければならないことがあった。
座敷牢に入るような状況だ。勿論、その頃に座敷牢があったわけではない。
座敷もなかっただろう。
普通の部屋に、格子を後から付けたようなところに、入っていたということだ。
ペイライポの母親の[ デボラ ]さんは、手配書マニアだった。
あるいは、司法に関わっていた。
もし、デボラさんの管轄内に、牢獄があって、その付近に、デボラさんの部屋があったとすると、
デボラさんの息子のペイライポの部屋も、近くにあった可能性が高い。
つまり、牢獄の付近に、ペイライポの部屋があり、そこに格子をを付けた。
または、デボラさんの部屋のそばの、空いている部屋に格子を付け、そこにペイライポが入っていた。
その、ペイライポが入っていた、格子の付いた部屋の付いた辺りを、ペイライ・ゾーンと呼んだ。( デボラさん以外の人間が ) 。
ペイライ・ゾーンという言葉が、だんだん変化して、プリズンになった。
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