スーパー・インフレーション

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そして、主要作物が黍から小麦に切り替わった。 その頃、その前か、その後か、その途中かは、わからないが、小麦禁止令が出たと思われる。 その理由は、小麦アレルギーというものが存在するからだ。 ( 小麦アレルギーと、 アレルギーじゃないけど、アレルギー的な症状が出る場合と、 調理不足による食あたりなどの理由による。) 小麦の粒の真ん中には、線があり、そこで二つに分けることが出来る。 それで、小麦の粒、一粒か、二分の一の粒で、調理していた。 で、その頃、[ コナハム・カルナック ]という男が、小麦の粒を、すりつぶして使うことを始めた。 ( 1か、1/2の粒小麦で調理していたとき、アレルギーじゃないけど、アレルギー的な症状が出ることが多かったが、 小麦の粒をすりつぶして使うようになって、アレルギーじゃないけど、アレルギー的な症状が出ることが減った。 医学的に間違っている場合、 黍から小麦に切り替わる頃、[ コナハム・カルナック ]という男が、小麦の粒をすりつぶして使うことを始めた。) 小麦アレルギーというものが存在するけれど、ほとんどの人は、何の害もなく食べれるし、 様々な理由で、黍から小麦に切り替わった。 ( で、一つ、問題があった。それは、大袈裟な儀礼に、黍の粒や、穂や、葉や、茎を使っていたかもしれないことだ。 大袈裟な儀礼を考えたのは、[ プロム・メリテウス ]だが、 [ プロム・メリテウス ]が、大袈裟な儀礼に使う物を、黍から他の穀物でも良いということに、変更した。 で、大袈裟な儀礼に使う物を、黍から他の穀物に変更したことが理由で、[ プロム・メリテウス ]は、追放された。) [ コナハム・カルナック ]の乳兄弟の、[ アッカド・ブリア・レオース ]が、 初めて、小麦粉と水を混ぜたものを焼いて作った、それなりに柔らかい食べ物、ブリオシュを作った。 二人に血のつながりはないが、[ アッカド・ブリア・レオース ]の母親の[ エリーゼ・ベート ]さんは、お乳の出が悪かったのか、あるいは何らかの理由で、 [ コナハム・カルナック ]の母親の[ リベクハム ]さんが、[ アッカド・ブリア・レオース ]の面倒もみていた。
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