第６巻、オウマテイル外伝

スーパー・インフレーション

いつのことかわからないが、《 造、動物、主 》という考え方が生まれた。

それが、《 造、いろいろなもの、主 》になり、《 造、大地、主 》になり、

［ サメック=クロコダイル、ジェイムズ ］が来て、《 造、太陽を中心とする惑星系、主 》になり、

［ アイテールニュクスナコスのムギフネス ］が来て、《 造、丸い大地、主 》になった。( この辺、順番がよくわからない。)

そして、［ シセラ・オピーオーン・サソリ ］が、やって来た。( または、［ ケケル・オピーオーン・サソリ ］。)

ジャンのファクトリー所属の［ シセラ・オピーオーン・サソリ ］は、金属を融かすときの、火の番をしていた。

風の強い谷でやっていて、休憩で谷底の川に行ったとき、黒い粒々を見つけた。金色の粒々も見つけた。透明な粒々も見つけた。

そして、鉄、ガラス、黄金を得た。

そして、顕微鏡と望遠鏡を作った。( 歪んで見えるということは、大きく見えたり小さく見えるということだ。)

肋骨のような染色体を見つけていた。それで、《 造、動物、主 》と、肋骨のような染色体が、関係ありそうということになった。

［ ケケル・オピーオーン・サソリ ］には、［ ダルダノス・ルグソール ］という息子がいて、彼は、非常に視力が良かった。

［ ダルダノス・ルグソール ］は、望遠鏡で、円盤のような星雲が、何十も重なり柱のようになっていて、その柱が幾つも並んでいるのを見た。

( ［ シセラ・オピーオーン・サソリ を含め、ほとんどの人は、それが見えなかった。)

それで、《 造、すべての星雲、主 》と、なった。

それで、いつのことかわからないが、［ キルシュアナコス・ステファン ］に、［ アンイッタイナコス、メルケルト・ザドゥカ ］という息子が生まれた。

［ キルシュアナコス・ステファン ］は、( 金髪の者ステファン )

［ アンイッタイナコス、メルケルト・ザドゥカ ］は、( ひとつの者 )

［ アンイッタイナコス、メルケルト・ザドゥカ ］の母親は、女［ アトラス・ナボドニスの娘 ］だと思われる。