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[ アンイッタイナコス、メルケルト・ザドゥカ ]には、兄弟がいた。 父親が同じで、母親が違う兄弟だ。 母親は、おそらく、[ アイシュイーノー ]だ。 小麦を発見した男、[ アイテールニュクスナコスのムギフネス ]の娘、[ アイシュイーノー ]。 たくさんの羊を飼う集団の一員、[ キルシュアナコス・ステファン ]( 金髪の者ステファン ) と、[ アイシュイーノー ]の息子は、 人名[ ネコナコスのフェリクソス ]だ。 ( 猫の者、フェリクソス ) 。 猫の者と、呼ばれる理由。それは … 、 [ フェリクソス ]は 、船に乗っていた。その船には、猫も乗っていた。 そして、その船が嵐に遭遇し、どこかへ流された。 漂着したところでは、ねずみの害で困っていた。 [ フェリクソス ]は、猫で、ねずみを退治して、非常に感謝され、 お礼に、莫大な財宝を手に入れた。 そして、航路に戻ってこれたのだった。 そことは違う地域では、人身御供の風習があった。[ フェリクソス ]は、大きな羊を代わりとするように進言した。 [ フェリクソス ]の母親の[ アイシュイーノー ]の、元の夫の、[ サトルバーディオス ]は、死刑廃止論者だった。 そして、[サトルバーディオス ]の父親は、[ ナイムラディオス ]。 [ ナイムラディオス ]の父親は、[コジモディオス ]だ。 [ コジモディオス ]( [ コーシャ・メディーナ ]は、金属製の鍋や釜の職人だ。 そして、カウベルも作った。牛の首に着ける鈴だ。 そのカウベルを、銅鐸として使ったのが、[ コジモディオス ]だ。 その場所は、イギリスのロンドンのウィンザーの樫の木の森でのことだった。 ずっと後のことだが、イギリスのロンドンのウィンザーの樫の木の森に、 大きな羊の皮が、掛けられた。その色は、普通の羊の毛の色だった。 金色ではない。[ ネコナコスのフェリクソス ]の髪の毛は金色だ。父親の[ キルシュアナコス・ステファン ]が、金髪だから。 大きな羊には、それだけで美しいという意味があるので、間違って伝わったのかもしれない。
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