第６巻、オウマテイル外伝

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［ アンイッタイナコス、メルケルト・ザドゥカ ］が、ひとつにしたのは、面倒だからだと思う。

( これは、大袈裟な儀礼に関わりがある。もし、千や万を超えると、大袈裟な儀礼も、千種類、一万種類考えなければならなくなる。)

［ アンイッタイナコス、メルケルト・ザドゥカ ］の父親、［ キルシュアナコス・ステファン ］の友人、

［ ブルカラナコス、アーメン・ユーグフリード ］( 青い瞳の者、アーメン・ユーグフリード ) は、おそらく、

A の文字型水平器という物を作った。そして、水平面のことを、アーメン、または、エイメンと呼ぶ。

石の表面を水平にするには、非常に手間がかかる。

この、「 石の表面を水平にすること。」を、メントール、と呼ぶ。

それで、「 手間のかかること。」も、メントール、と呼ぶようになり、

人の世話をする、「 世話人。」のことも、メントール、と呼ぶようになった。

そして、《 造、丸い大地、主 》を、信じていた人は、非常に少ない。

［ アンイッタイナコス、メルケルト・ザドゥカ ］の部下であっても。

それから、息吹音を、アー。発火音を、バン。とする、AB派というのもあった。

で、話しを戻すと、4輪の車台を作った、［ クリュミアソス ］は、車台の上に、箱を載せた。これが、カーゴだ。

そして、4輪の車台を、亀と呼んでいて、ロープで、人間が引っ張るものだった。

その4輪の車台を、動物が引っ張るようにした人間は、［ 蛇族のバスケトス ］だ。

蛇冠をかぶっているので、蛇族と呼ばれた。

蛇の頭が、人間の額にくるようになっている冠だ。蛇が頭をもたげて、胴がとぐろを巻くように、人間の頭を取り巻いている冠だ。

［ 蛇族のバスケトス ］は、革紐で動物と車台を繋げた。そして、革紐や植物の繊維で、籠を作った。

それは、蛇の模様を参考にしたものだった。

その後、ジャンのファクトリーが、ロバが引っ張る4輪の戦争用車両を作った。