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[ フイント・クナイト … , … アルク・アン・シエーラー ]は、頭陀袋を、首から下げ、胸の前で留めていた。
( この頭陀袋は、黍の袋から発展したものだ。)
この頭陀袋は、エホデ、または、エフォデ、という名前だ。
木の棒の先に、植物の繊維を付け、そこに黒い汁を含ませ、字を書く筆記用具を、ホデ、または、フォデ、と言い、
筆記用具を入れる袋をエホデ、または、エフォデ、という。
頭陀袋の、背中に回す紐は、おそらく、たすき掛けされていた。
タスクは、負う、という意味で、
背負う、という言葉があるように、【負う】だけなら、体の前に荷物がある。
そして、【 ( 荷物を運んで ) 行く】という意味の動詞として、ウェン、wen、を使っていた。
その過去形が、went 、だ。went を、go 、の過去形として使うようになった。
頭陀袋には他にも、ホダ、または、フォダ、が入っていた。これは、字や絵を書き付ける、薄い板のことだ。
頭陀袋には他にも、プリズムが入っていた。whint、は、白。そして、アルク・アン・シエル、は、虹のこと。
虹色の光が出るプリズムは、ハインリッヒ・シュリーマンが、トルコのほうで発掘してくれている。
その辺りでは、杖の先に、動物の毛の房が付いていた。
( これは、多分、ペイライポが馬を連れてきてから、【ホデ】の先に、馬の毛の房を付けるようになって、
そして、巨大な【ホデ】を作るようになり、それを逆にして杖として使う人がいた。)
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