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いつのことかわからないが、
[ マクシミリアン・ルードヴィヒ ]の軍がエジプトを出発した。
[ マクシミリアン・ルードヴィヒ ]と、[ アムブロシウス・アミヌ・アダル ]は、共同王だ。
[ アムブロシウス・アミヌ・アダル ]または、[ アムブロシウス・エイミヌ・オロル ]( アーメンと祈るアムブロシウス )
どのような共同王かというと、片方が対外遠征をしているときに、もう片方は、国内政治を担当し、
それを1年か2年の短期間で交代するという共同王だ。
その[ マクシミリアン・ルードヴィヒ ]軍に、[ アイテールニュクスナコスのムギフネス ]という男が参加していた。
( 昼と夜という現象は、地球が自転していることから起こることを発見した者、ムギフネス ) ( または、ムギフゲス )
[ アイテールニュクスナコスのムギフネス ]は、背丈より大きい盾を持っていた。
[ マクシミリアン・ルードヴィヒ ]軍は、エジプトから北上し、黒海に行った。
現在の黒海の海の底は、その頃、陸地だった。陸地と言っても、淡水の底なし沼だった。
そこに、小麦が生えていた。盾を小舟のように使った[ アイテールニュクスナコスのムギフネス ]は、小麦を初めて発見した。
昔の小麦は、とげが長く、鳥も食べないので、その辺りにしかなかった。
そして、底なし沼のため、動物にも食べられていなかった。人間が発見しても、人間社会に持ってこられなかった。
[ マクシミリアン・ルードヴィヒ ]軍は、黒海から、オリエントの北に行き、そしてオリエントの東に行った。
そこで、[ アイテールニュクスナコスのムギフネス ]は、小麦の試験栽培をした。
それから、[ マクシミリアン・ルードヴィヒ ]軍は、オリエントの北に戻り、
黒海に戻り、そして、地中海の東に来た。そこで、[ アイテールニュクスナコスのムギフネス ]は、小麦の大規模栽培の試験栽培をした。
その過程で、小麦に、現在につながる品種改良が起こった。
実もたくさん成るようになり、株も増えた。実が大きくなったり、味もよくなったかもしれない。
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