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眩しくて目が覚めた。小鳥が外で元気に鳴いている。私は両手を組むとぐーっと上に引っ張った。あちらこちら好きな方向へと流れている髪をかきあげる。
そしてベッドよりも少し高めのサイドテーブルの上に手を這わせた。眼鏡がないと何も見えない。でも手には何も当たらない。私は仕方なく起き上がった。不意にカーテンの開いた窓から外を見る。
「…………うっそ!」
眼鏡をかけていなくてもそれは瞭然だった。
私はいい歳をした大人だということも忘れて飛び跳ねた。
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