猫カフェでの会話

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「別にいやだとは言わないけどどうせ意味ないだろ。 お前が話すなら僕の話だろうと日本昔話だろうと五十音だろうとたいして変わらない。」 「そんなこと言わないでお願いしますよ~。」 そう言われるとなおやる気がでない。 そう思ったとき、ナツメはいい案を思い付いた。 「話を作るなら自分で作った方がいいんじゃないか?そっちの方が自慢できるしかっこいいぞ。アドバイスくらいならしてやるから作ってみろ。」 今でこそこいつはチャラいナンパ男だがたしかこの町に来る前はかなりの金持ちの家庭で育ったはずだ。もっともその不自由さが嫌だったそうで逃げ出してきたのだが。 トラはそれはいいアイデアだと頭を捻りながら考え始めた。
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